こんにちは、トモカです。
日本では、断捨離ブーム以降、ミニマリストというライフスタイルを実践する人々にも注目が集められています。
しかしながら日本のミニマリストは、必要最小限の物だけで生活する暮らしの様子や、それが行き過ぎた、極端に物のない生活にフォーカスされたりしています。
こういった様子を見て、本来のミニマリストやミニマリズムには、どういう意味があるのか、何を目的としているのか、疑問に思われる方も、多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、海外のミニマリスト・ユーチューバーから、ミニマリズムの本来の意味や目的を学び、なぜミニマリストを実践するのか、ミニマリストを実践するゴールとは何なのかを知る事で、ただ所持品を減らすだけでなく、目的意識を持ってミニマリズムに取り組めるようになりましょう。
ミニマリストを実践するのは地球環境のため
そもそも、なぜミニマリズムの考え方が生まれたのかというと、その目的は、持続可能な地球環境のために、生活から出るゴミを減らす事です。
特に、自然に還らず地球環境を破壊する、大量のプラスチックゴミへの懸念があります。
単に必要最小限の物で生活して、その暮らしの様子をネタにしたり、ファッション化する目的ではないのです。
↑冒頭で、「プラスチックのゴミが地球環境を破壊しており、それはあなたの責任であり、私の責任」だと話しています。
欧米のミニマリストは、その地球環境を考えた当事者意識が、とても強いのです。
彼らは自分の日々の生活が、地球の未来に関わっているという責任を強く認識しています。
そこで、人間がゴミをなるべく出さずに、持続可能な地球のために、もっとやさしい暮らし方がきっとあるはずだと模索した、その一つの結果や成果が、ミニマリズムの考えに基づくミニマリストなのです。
断捨離して物を減らすのも、なるべく物を買わないようにするのも、地球環境のためなのです。
ミニマリズムの重要な概念「ゼロウェイスト」
欧米のミニマリストにとって重要な概念は、「ゼロウェイト」、ゴミをゼロにするというものです。
むしろ生活から出るゴミをゼロにするために、ミニマリズムが生まれたと言っても過言ではないでしょう。
↑ニューヨークという大都会に住みながら、ゼロウェイストを実践しているミニマリストによるTEDのトークです。
冒頭で、「私がこの3年間で出したゴミはこれだけです」と、一つのビンを見せています。
例えば、普段私達が何気なく使っている歯磨き粉のチューブといったゴミも、欧米のミニマリストは妥協せずに減らそうとします。
そういった努力によって、ゼロウェイストやローウェイスト(ゼロではないができるだけゴミを減らす)を実現できるのです。
生活からゴミや環境汚染物質を出さないためのDIY
海外のミニマリストは、よくDIYをします。
それにもちゃんと、理由や目的があり、それはやはりゼロウェイストの目的と同じです。
↑一つは、物を買う事でゴミを出さない様にするためです。
店に行くとあらゆる商品が、ビニールなどのパッケージに包まれており、開封するだけでゴミが出ます。
それにその商品を使用した後、商品の容器もゴミになります。
そういったゴミを出さないために、自分で作ります。
↑また、シャンプーや洗剤などは、使用するだけで水を汚し、環境を汚染します。
そういった、使うだけで環境を汚染する物は買わずに、自然に還る物を自分で作り出して使用する目的もあります。
こういった、環境を汚さず、ゴミを出さず、持続可能な地球を目指すために、海外のミニマリストは色々な物をDIYするのです。
物を買わないようにする「ノーバーイ」と「ローバーイ」の考え
海外のミニマリストは、断捨離以前に、そもそも物をなるべく買わないようにするという考えを持っており、それが英語で、「ノーバーイ(買わない)」や「ローバーイ(極力買わない)」と表現されています。
↑この様に、海外のミニマリストには、「私はもうこれは買わない」と決めている方も多くいます。
何を買って何を買わないかは、ミニマリストごとに違います。
↑一年を通して、生活必需品以外は買わないというノーバーイ・チャレンジをする、欧米のミニマリストも多くいます。
断捨離は海外では「Declutter(ディクラッター)」と言う
私達が断捨離と呼んでいる、不要な持ち物を減らす行為は、海外では「Declutter(ディクラッター)」と表現され、欧米のミニマリストも実践しています。
「Declutter」と検索すると、多くの海外の断捨離動画を見る事ができます。
まとめ
ミニマリズムの目的は、生活から出るゴミや環境汚染物質をできるだけ減らして、地球環境を守るため。
そのため、ゴミを出さないというゼロウェイストやローウェイストの概念がある。
それを達成するために、DIYやノーバーイ、ローバーイといった実践方法がある。